みなさん日々の仕事の中で平常心を保てていますか?
私は保てているつもりだったのですが、振り返ってみるといつも自分の限界ギリギリで、少しでも刺激があればパニックを起こしてしまうくらい余裕がなかったと思っています。
最近読んだ「人生は楽しいかい」という本の中で、人間は平常心を保てている時こそが一番良いパフォーマンスを発揮できると書かれています。
一方で、日本人が大好きな「一生懸命頑張る!」とか「全力でやる!」みたいな状態は、自分に余裕がなくなり平常心を保てなくなるとして、明確に否定をしています。
いつもパニック寸前で生きていた私に、平常心の大切さを教えてくれた一冊です。特に私に刺さった2点について書いていきます。
ゆっくりやる
もし共感してくれる人がいたら嬉しいのですが、私はいつも仕事に追われているので、とにかく早く終わらせることを考えていました。でもそうすると、空回りしたり些細なミスをして仕事が手戻りになってやり直す羽目になり、時間を無駄にしてしまったと感じる瞬間がたくさんありました。
ここは一度、「ゆっくりやる」ことを思い出してみてください。
とにかく一つ一つの動作をゆっくりにすることで、これまで意識してなかったことに気がつけたり、丁寧に仕事を進めることができるようになり、仕事のパフォーマンスが上がります。パフォーマンスが上がれば、ミスややり直しもなくなり、いつもよりも仕事を早く終わらせることができるようになります。
その時こそ、平常心を取り戻した自分自身の本来の実力なのです。
仕事量が多くて焦る気持ちはとても分かるのですが、「ゆっくりやる」を意識してみてください。
呼吸する
私たちの体は生きていくために無意識にしていることがいくつもあります。自分で意識していなくても、心臓は血液を身体中に送り出すし、激しい運動をした後には体を冷やすため汗をかきます。
これらは自分で制御しようとしてもできるものではありません。同様に、緊張や恐怖心というのも自分でコントロールするのは難しいです。
では呼吸はどうでしょうか。無意識に行っている行為にも関わらず意識して深く呼吸したりゆっくり呼吸することができます。
緊張するとつい呼吸が乱れてしまうのですが、そんな時に数回深呼吸してみると呼吸が整い緊張も和らぎます。緊張が和らげばいつも通りのあなたのパフォーマンスが発揮できるようになります。
呼吸は自分が無意識に行っている行為に干渉できる唯一の方法です。
みんなの前で発表する時など緊張する場面に遭遇した際は、鼻から吸って口から出す…を意識してみてください。
最後に
余談ですが、私は「人生は楽しいかい」という本をAudibleで聞きました。音声読書にはもともと興味があってこれまでも何冊か読んでいるのですが、この本は特に面白かったです。
パッとしないサラリーマンの主人公が、関西弁を喋るロシア人が出す人生を豊かにする17の指令をこなしていく中で、人生がどんどん好転していくストーリー形式で書かれています。
気になった方は、残りの15個の指令について実際に本を読んでみてください。