こんにちは。カッヅです。
皆さんは、自分のことを「内向的」or「外交的」のどちらだと思いますか?
私は自分の性格をガッツリ内向的だと思います。
私は小さい頃から、活発に遊ぶクラスメイト達についていけず、おとなしい友達と遊んだり、一人でゲームをして遊んだりして過ごしている時間が多かったです。
社会人になって、私の「大人しい」や「穏やか」と言われてきた性格が、人によっては「元気がないやつ」と評価されたりしますし、ノリと勢いだけで押し切っている人にはついていけないです。
この内向的な性格は日本の社会の中で生きていくには少し息苦しく感じることもあり、私以外にも息苦しさを感じている方も多いのではないかと思います。
今回私は、この内向的な性格とどう向き合っていくべきか考えてみました。
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内向的な性格とは
そもそも内向的な性格とは具体的にどのような人の性質を表しているのでしょうか。こちらの本の内容をもとに進めていきたいと思います。
ひとことで言うと、内向的な人は「外部からの刺激に敏感な人」であり、外交的な人は「外部からの刺激に鈍感な人」となります。
誰かと話すことを例にしてみましょう。
- 家族や親しい友人と話す(刺激小)
- 知らない人や大勢の前で話す(刺激大)
内向的な人の場合は、⑴の刺激が心地よいと感じるのですが、⑵の刺激は強すぎて不快と感じます。外交的な人の場合は、⑴の刺激では退屈に感じ、⑵の刺激を心地よいと感じます。(そもそも人と話すと言う行為は刺激が強く、内向的な傾向が強い人は⑴の刺激でも疲れてしまいます。)
また、本の中では内向的な人と外交的な人の割合はおよそ2:8であるとも述べられています。現代の社会は大多数の外交的な人間にフィットするように作られているため、内向的な人間が窮屈に感じるのも無理はないのかなと思います。
外交的な人が多い社会とどう向き合うか
内向的な人が現代の社会の中でどのようなことに気をつけて生きていけば、少しは生きやすくなるでしょうか。いくつか具体例を考えてみました。
私も実施に実践しているものですので、一つでも参考になれば幸いです。
①毎日の小さな幸せを大切にする
外交的な人は刺激に鈍感ということは、代わり映えしない日々の生活に幸せを感じられないと言えます。反対に、内向的な人はちょっとした刺激だけで日々の生活に満足できます。お祭りなどの非日常的なイベントがなくても楽しみを見いだせる性格ということを意識して、日々生活してみましょう。
外交的な人に流されて強い刺激を求めて生きるのはやめましょう。
②ストレス耐性を無理につけなくていい
内向的な人が刺激に敏感であることは、ストレスに弱いと言い換えることもできます。現代社会では、何かとストレスがかかることも多く、「みんなみたいに強くならなきゃ」と頑張ってしまう人も多いです。では、ストレス耐性は頑張って身につくものなのでしょうか?
私は、内向的な性格というのは先天的なものであり、アレルギーのように、本人の努力だけで矯正する余地はあまりないものだと思いますし、矯正する必要もないと思います。
ストレス耐性が低いというのは、言い換えれば①のように「幸せを感じやすい」であったり、「リスクを察知しやすい」という特徴をもっているということになります。これらの特徴に優劣はなく、あくまで”特徴”です。”内向的”という点に関わらず、自分の特徴を自覚して、それを発揮できる場所で生きていきましょう。
具体的には、もし今の職場がストレスが多く、「ストレス耐性をつけなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と思っている人がいるの出れば、転職などを検討してもっとストレスがかからない生き方をした方が幸せになれると思います。
③今以上に頑張らない
安易にサボってもいいと言いたいわけではありません。
皆さんの周りに、野球やサッカーなどの特定のチームに対して「頑張れー!」と応援している人はいませんか。このような人たちは、応援しているチームが優勝したら、自分は何もせずとも、選手と同じように優越感を味わえます。
何が言いたいかというと、「頑張れ」って言っている人は、自分は頑張らずに、周囲を頑張らせて自分もその恩恵を得たいと思っているということです。
人間だれしも楽をしたいと考えているので、自分は頑張らずに誰かに頑張らせて利益を得たいと頭のどこかでは考えており、外交的な人は口が上手いので言葉巧みに内向的な人に頑張ってもらえるよう仕向けます。
親や教師、もしくは上司が「頑張れ」と言ってくるのも同じです。自分の子供が東大に入学できれば、”子供を東大に入学させたママ”として威張ることができます。部下の仕事がうまくいけば、それは上司の教育のおかげだとなり、上司の評価も上がるでしょう。
内向的な人ほど「頑張れ」という言葉を真に受けて全力で取り組む傾向があると本にありますが、それは100%ではないにしろ、誰かが得をしたいという気持ちも入ったものです。頑張りすぎることはないです。
④距離が近いほど親密ではないことを知る
外交的な人は、距離が近いほど親密であると考えていますが、内向的な人は適度な距離を保てるほど親密であると言えます。
物理的な距離が近いというのもありますが、LINEなどで頻繁にコミュニケーションをとっているというのも親密であることのアピールになると考えている人も多いと思います。
ただ、内向的な人は恋人や夫婦といった親しい人といえど、近い距離でずっと一緒にいたら刺激が強くて疲れてしまいます。そのため、ずっと近くにいてくれる人よりも、「距離感をわかってくれる人」と一緒にいることで安心できます。
そのため、誰かと親密になるために無理に距離を縮めなくても良いですし、距離感がわかってくれる人と仲良くするのが良いと思います。
⑤無理にコミュニケーション能力をあげようとしなくてもいい
内向的な人のほとんどは「コミュニケーションが苦手」だと思っていると思います。雑談ができなかったり、うまく気持ちを伝えられないことが多いと思います。でも、それって本当にコミュニケーションそのものが苦手なのでしょうか。
私は、内向的な人もコミュニケーションが苦手とは思いません。何かの目的を達成するためのコミュニケーションであれば、スラスラとお話しできると思います。例えばプレゼンで自分が考えた企画を通したいというとき、その目的を達成するために事前に色々と準備をしていれば内向的な人のプレゼンは外交的な人にも負けないでしょう。
ただ、外交的な人たちは、あまり意味のないことや(愚痴や不平不満)、予測できないような内容(無茶振り)の話を私たちに平気でしてきます。外交的な人にとってはこのような会話をすることで仲間意識を再確認したり、少しでも刺激を求めるわけですが、そんなことにいちいち付き合うことはありません。
外交的な人と内向的な人では、コミュニケーションの目的が少し違うのです。おそらくあなたのコミュニケーション能力は低くありません。
さいごに
まとめになります。今回は、私たち内向的な性格の人間が、どうしたら少しでも幸せに生きていけるかを話しました。上記のようなことを意識したら少しは気楽に生きられるかもしれません。内向的な性格で悩んでいる人は、まずは外交的な人との違いを自覚するところから始めるのが良いと思います。