大勢の人の前で話すときに緊張しない方法

こんにちは、カッヅです。

みなさんは大勢の前でスピーチをしたり、何かの説明をしたりする時に緊張しますか?

私は、小学生の頃はとても内気で大勢の人の前で話すどころか、1対1で会話している時でさえ相手の目を見て話すことができず、特に女子とは会話した記憶がほぼありません。(笑)

そんな私でも、中学生や高校生時代は生徒会に入って全校生徒の前で話すことができるようになったり、社会人になった今でも、大勢の前で話すことに緊張することはほぼなくなりました。

なぜ緊張しなくなったのか、私の実際の経験も含めてお伝えできればと思います。

あなたに多くの人が関心を持っているという幻想を捨てよ

そもそもですが、多くの人の前で話す時になぜあなたは緊張しているのですか?

おそらくは「このスピーチが失敗したらどうしよう」「的外れなことを言ってしまって、先生や友達に失望されるのが怖い」「みんなの期待に応えるためにも絶対に成功させたい」とか考えているのではないでしょうか。

要するに、クラスメイトや友達、先生や同僚といった周りの目を過剰に気にしてしまい緊張しているのだと思います。私もかなり気にしてしまっていました。

でもよく考えてみてください。

あなたは全校集会で校長先生が話したことを、全校集会が終わった後に覚えていましたか?

あなたが聞き手の立場の時、目の前で発表している人の話をどれくらい真面目に聞いていましたか?時には話がつまらなくて寝てしまったこともあるのではないでしょうか。

みんながあなたへ向けている関心というのも、その程度なのです。

悲しいですが、学生時代を例にすると、あなたの話を熱心に聞いてくれる人というのはクソ真面目人間とかなり仲のいい友達と担任の先生くらいです。

大勢の人の前で発表して何かをやらかしたとしても、みんな家に帰る頃には忘れてます。

周りの目を気にして、びびって緊張することなんてないのです。

さらに、社会人になると、例えば私の場合サービスの説明を大勢の前で行う時があるのですが、みんなはそのサービスについて知りたいと思っていますが、私の性格や人間性といったことへ対しては関心を持っていません。

もっと軽い気持ちで発表に臨みましょう。

準備、リハーサルを本気で行う

中途半端に準備をすると逆に不安になる

もはやどんなことにも言えることですが、準備が中途半端だとかえって不安が大きくなり緊張の原因になります。そのため、できることは全てやる必要があります。

例えば、学生時代の定期試験をでは、問題集を1周解いたくらいでテストに臨むと、試験直前に「○○の△△ってなんだっけ?」とか余計なことを思い出して不安になり、緊張にもつながります。

ですが、問題集を10周解くと、問題集の回答をすべて覚えたような状態になります。(笑)これは、暗記教科だけでなく数学や物理といった教科でもなります。

全部覚えたので、もはや勉強に飽きてきます。飽きてくると、早くテストを受けて気持ち的に楽になりたくなります。

大勢の前で何かを発表する時も同じで、準備しすぎて飽きてしまうくらい準備を行いましょう。

原稿を作ろう(ただし丸暗記はNG)

ここからは、具体的にどんな準備を行えばよいかお伝えしたいと思います。

まずは原稿を作ってください。ただし、作りこみすぎて一言一句その通りに話そうとするのはNGです。いわゆる丸暗記はしないでください。

というのも、丸暗記をすると発表中に少し言い回しを間違えてしまっただけで、「間違えてしまった!」ということに意識が向いてしまい、次何を話せばいいか思い出せなくなってパニック状態になってしまうからです。

慣れてくれば、原稿は話したいことの要点のみを箇条書きしたもので十分です。

何を話したいのか整理する意味も込めて、原稿は作る価値があります。

実際に声に出して練習する

原稿が完成したら、次は本番を想定して声を出して練習をしましょう。

たまに、原稿を作っただけで満足してそのまま本番に臨み人がいますが、失敗します。

また、声を出すのが恥ずかしいと思って頭の中で原稿を読み上げる人もいますが、これもNGです。頭の中で読み上げるのは、話すのに詰まったりとか、ちょっとしたミスを無意識レベルでごまかしてしまいます。

何度も声を出して練習して、詰まらずにすらすらと話せるようになればOKです。

自分にとってとても大切な発表であれば、誰かに練習の様子を見てもらうとか、録音や録画をして客観的に練習の様子を確認した方がいいかもしれません。

練習に飽きてしまうくらい練習しましょう。

場数を踏む

人前で話すというのは、慣れも重要です。

大人数の前で話す機会がたくさんある人は、何度も経験していく中で心理的なハードルがどんどん下がっていきます。

毎日大人数の前で話さないといけない人がいたとしたら、もはや緊張なんてしませんよね?

もしあなたが学生なのであれば、積極的にリーダーの経験をしておくと良いと思います。

アドリブでは乗り切れない

あまり準備をしなくても、自分ならアドリブで乗り切れると信じている人がたまにいますが、確実に失敗します。

TVで芸人さんがアドリブでネタや大喜利をしているのをみると自分でもできるんじゃないかという気持ちになりますが無理です。芸人さんはしゃべりで飯を食べているプロなので、自分も芸人さんみたいにできるとは思わない方がいいです。

私は高校生の時に全校生徒の前で話す機会があったのですが、何を思ったか「アドリブでいけるんじゃね?」と思って全然準備せずに話し始めたら案の定グダグダになりました(笑)。

というか、芸人さんであれ、どこかの会社の社長であれ、人前で話す時には裏でめちゃくちゃ練習していますし、経験が豊富なため、咄嗟のアドリブにも対応できるのです。

私ならアドリブでもしゃべれるという幻想は捨てましょう。

発表当日に意識すること

たくさんの準備を経て、いよいよ本番です。

あまり大勢の前で話したことがない場合は、準備を本気で行ってきたとしても少しは緊張してしまうかもしれません。そんな時は以下の2点を意識してみてください。

大きな声で話す

緊張すると声が小さくなりがちです。

うまく話せるかな…と不安になったりするとさらに声が小さくなります。

声が小さくて、聞き手が聞き取れなかったら何も伝えることができなくなるので、みんなの前で話す意味なくなってしまいます。

聞き手の大半はあなたの話に興味はありませんが、声が小さくては興味を持ってくれている人へ届けることすらできません。

とにかく大きな声で話しましょう。マイクなどの道具に頼っても良いです。

ゆっくり話す

緊張するともう一つ起きるのが、つい早口で話してしまうということです。

自分の話を受け入れてもらえるかなと不安になり、その不安を埋めようとしてつい早口になってしまいます。

ただ、声が小さいという話と同じですが、あまりにも早口で話されたら何を話しているのか聞き取ることができなくなります。

大きい声でゆっくりと話す。これだけで堂々と自信を持って話していると相手に思わせることができ、話が上手と思われるようになります。